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玉の堅い方が勝つ

私は3級くらいだった頃、地元の将棋大会に参加しました。その頃の私は、いくつか急戦の仕掛けを仕入れたばかりで、さっそく大会で試してみました。4局戦い、3敗しました。対戦相手が皆、80歳前後のお爺さんでした。私は初心者を脱し、将棋がますます楽し...
中盤

5五の位を取る

5五の位を取れるものなら取りたい、と最近の対局では思っています。初級者の頃、現代の将棋では5五の位を取ることをあまり重視していない、といった話題を読んだ覚えがあります。昭和の時代だったら5五の位を譲るなら破門だ、と言われたけれど、最近の研究...
二段への技法

態度を保留する

序盤の指し方で、最近注意しているのは、態度を保留することです。どんな囲いに組むのか、どんな戦法で準備を進めているのか、相手に確信を持たせないように努めています。少し前の私だったら、居飛車を明言し、矢倉に組めるなら組もうと駒を進めていました。...
記録

2025年12月の棋力:初段

将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の段位を、現在の棋力・段位として記録しています。2025年12月は初段です。先月の振り返り初段に昇段してから、二段、三段の方との対局が主になりました。最初はどうにもこう...
二段への技法

歩を打たずに済むなら済ませたい

最近の将棋の序盤で心掛けているのは、持ち駒の歩を打たずに済むなら済ませたい、ということです。たとえば、相手が飛車先の一歩交換を挑んでくる。通常、こちらは歩を打って再び陣形を固める。以前の私だったら、7段目(後手なら3段目)に歩を打って、がっ...
中盤

本当に相手の手を読んでいるのか

高段者との対局が増えてゆくなかで、何もできず完封されて負けることが続きました。こちらは大きなミスはしていないのに、なぜこんな負け方をするのだろうかと考える日々です。私の方が何もできずにいるということは、相手の方は私の手を封じにきている。仕掛...
初段への技法

戦力温存と手番

終盤での戦いにおいて、相手からの厳しい攻撃にどう対応するか。持ち駒を使って、しっかり受けたり、弾き返したりするか。あるいは、駒を節約して、玉の早逃げで対応するか。その選択を誤ると、形勢が決定的に悪くなる。そんな対局が最近続きました。たとえば...
1級への技法

将棋ウォーズのスプリントで対局してみた、其の三

最近、『将棋ウォーズ』ではスプリントモードの対局を増やしています。棋譜解析をしてみて、気づいた点をまた挙げてみたいと思います。まず、スタート局面について。形勢互角のスタート局面であるはずが、評価値で700点から1,000点ほどの差がある対局...
初段への技法

桂馬の活用に手数がかかり過ぎている

最近の将棋の対局では、高段者とあたります。その中で、相手の攻撃の方が早く始まり、こちらはどこも攻められず終局を迎える事が増えていました。どうしてだろうと考えてみると、私は是が非でも桂馬を使おうとしているのが原因ではないかと思い至りました。初...
中盤

含みのある手、裏のある手、逆用する手

高段者との対局が最近増えてきました。ただ、なすすべもなく、負けてしまうことも多い。どうしてかと振り返ると、私の攻めの狙いが分かりやすいのも原因の1つだろうと思います。将棋について一通り知っている高段者から見れば、私の攻めなど全てお見通し。た...